2006年〜2015年の
主要プロジェクト
2006年〜2015年の
大阪府住宅供給公社の歩みとして、
住まいに関する主要プロジェクトや
取り組みをご紹介します。
2012年耐震改修事業開始
東日本大震災を契機に、旧耐震基準で建設された賃貸住宅の安全性を見直す取り組みが始まりました。公社は2010年度に耐震診断を実施し、耐震性能が不足している住棟には補強フレームを設置するなどの耐震改修を進めました。これらの取り組みにより、2020年度末には耐震化率92%の目標を達成し、2025年度末までに95%を目指す計画が進行中です。
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加守団地(スマイルパラレル工法) -
晴美台D団地(スマイルダンバーフレーム工法) -
門真B団地(SMIC工法) -
耐震改修工事の様子
2014年DIYリノベーション事業開始
長期空家対策と居住水準の向上を目的に、DIYリノベーション事業が泉北ニュータウン「茶山台団地」で開始されました。堺市との連携により、入居者が自らの手で内装を改装できる住宅を提供することで、住まいを個性的にカスタマイズする文化が根付き始めています。この取り組みは、新しい賃貸住宅のスタイルとして、若い世代に大きな支持を得ており、団地全体のコミュニティ形成にも寄与しています。
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茶山台団地・DIYリノベーション -
DIYリノベーション完成住戸(キッチン&ダイニング) -
DIYリノベーション完成住戸(リビング) -
壁を塗りDIYを行う
2015年ニコイチ・リノベ45・55開始
築40年以上の賃貸住宅に対し、空室対策として若年層に人気のリノベーションを行い、「ニコイチ」や「リノベ45・55」が誕生しました。「ニコイチ」は向かい合う2戸を1つに統合し、90㎡の広々とした間取りを提供するリノベーションプロジェクトで、特に子育て世帯をターゲットにしています。設計案は毎年公募され、個性的で多様な生活スタイルに対応する住宅が次々と供給されています。一方、「リノベ45・55」は、限られたスペースでも快適に暮らせるようにリノベーション案を募集し、若年夫婦・子育て世帯に人気を博しています。これらの取り組みは「グッドデザイン賞」や「都市住宅学会賞」を受賞し、全国からの視察や報告依頼が相次いでいます。
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ニコイチ室内 -
ニコイチ平面図