1981年〜1985年の
主要プロジェクト
1981年〜1985年の
大阪府住宅供給公社の歩みとして、
住まいに関する主要プロジェクトや
取り組みをご紹介します。
1982年住戸改善プロジェクトの開始
1982年以降、公社賃貸住宅における住戸改善プロジェクトが本格的に実施され、老朽化した設備の改修や現代のライフスタイルに合わせたリフォームが行われました。「2戸1化」方式では、隣接する2戸(または3戸)をつなげて1戸にすることで、広い住空間を提供しました。(現在の「ニコイチ」リノベーションプロジェクトに発展。)このような住戸改善は仕様をアップデートしながら事業として継続されており、現在では女性目線で水回りを使いやすく改善した「L+DR」シリーズや、入居者のニーズを反映した「Re-KATTE」シリーズも展開され、より個人のライフスタイルに合った住まいを実現しています。
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リフォームプラン -
大浜北団地 2戸1化 間取り図 -
L+DR(下田部団地) -
Re-KATTE(東長居団地)
1983年コーポラティブハウスの企画・提供開始
コーポラティブハウスとは、入居希望者が組合を結成し、自分たちの好みに合った住まいを設計・建築する方式です。豊中市千成に建設された「デネブ」は、組合員が間取りや仕様を個別に設計し、フリープランの住戸を実現しました。各戸の住み心地やデザインが住民の希望に応じて作られ、共用スペースには交流を促進する広場や多目的空間も設けられています。このプロジェクトは、住宅を単に「購入するもの」ではなく、「住まい手が自ら創り上げるもの」とする新しい住まい方を提案しました。
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千成コーポラティブ住宅「デネブ」 -
茨木郡山コーポラティブ住宅「クレセント」 -
共通の階段から各戸への図