1965年〜1975年の
主要プロジェクト
1965年〜1975年の
大阪府住宅供給公社の歩みとして、
住まいに関する主要プロジェクトや
取り組みをご紹介します。
1965年テラスハウス提供開始
テラスハウスは複数の住戸が連なり、それぞれの住戸に専用庭が設けられている住宅です。限られた土地を効率的に活用し、安価で購入可能な住宅として、特に中堅所得層をターゲットに供給されました。公社では、工場で規格化されたパネルを組み立てるPC工法を採用し、工期を短縮しました。「門真A団地」をはじめとして、千里ニュータウンや交野、寝屋川市の香里三井等で約1900戸が分譲され、専用庭を持つことで戸建住宅のような暮らしを実現しました。しかし、連棟構造のため、近年では建替えや売却が難しいという課題もあります。
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香里三井団地テラスハウス -
1階・2階の平面見取り図
1969年メゾネット方式の住宅提供開始
メゾネット住宅は、上下階が1戸の住宅として設計されており、共同住宅でありながら戸建住宅のような広い空間を提供します。内階段で2フロアをつなぎ、上下階で異なる用途の部屋を配置することで、プライバシーと利便性を両立させています。特に、子ども部屋を2階に設けることで騒音の心配を軽減するなど、モダンで快適な生活スタイルを実現しました。1971年に完成した千里南町メゾネットは、耐火構造の8階建共同住宅で、104戸が募集されました。
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千里藤白台メゾネット住宅 -
千里南町メゾネット住宅 -
千里藤白台メゾネット住宅 1階平面見取り図 -
千里藤白台メゾネット住宅 2階平面見取り図